直ってからも気をつける3ポイント
①感情を抑圧しない
②自らの中に摩擦を作らない
③他人から悪い影響を受けない
(なるべく良い影響だけ受ける)
①感情を抑圧しない
アダルトチルドレンを直してからも
基本的に感情を抑圧することは
避けなければなりません
アナタはかつて
本当の感情を抑圧していたはずです
それがアナタが
アダルトチルドレンとなってしまった事の
大きな原因であるはずです
本当の感情を抑圧し
親の顔色を伺う偽りの自分を演じていた
だから、本当の自分が小さくなってしまい
本当の気持ちが分からなくなってしまった
何をしていいのか分からなかった
どう生きていけばいいか分からなかった
そして、他人に対して
本当の自分を認められること
愛されることを求めた
しかし
アダルトチルドレンの直し方【総論】で
本当の感情(本当のアナタ)を
受け入れたアナタは
もう偽りの自分ではなく
本当のアナタを取り戻したはずです
本当のアナタになれたはずです
そして、親や他人に
本当の自分、ありのままのワタシを愛してと
自らの幸せを親や他人に依存するのではなく
自分の幸せには自分が責任を負って
生きる事が出来るようになっているはずです
そして、親の顔色を伺う
偽りのアナタではなく
本当のアナタの気持ちに従って
行動し生きることが
できるようになっているはずです
そして、同じように
自らの幸せに自らが責任を持つ
親や他人から心理的に自立した人間と
健全な人間関係を構築することが
出来ているはずです
しかし、これからも
それを継続することが必要です
その為にはアナタの感情を
再び抑圧しないことが重要です
本当のアナタを抑圧しないことが重要です
もし、本当の感情を抑圧してしまえば
また、偽りの自分を演じる事になるでしょう
かつて親に対して本当の感情を抑圧し
偽りの自分を演じていたように
仮にそうはならなくても
抑圧した感情はいつか必ず爆発します
もしくは、抑圧していたとしても
それは遅かれ早かれ意識上に登ってきて
精神的な不調として表れてきます
だから、これからも
感情を抑圧してはならないのです
ここで勘違いしてほしくないのは
感情を抑圧しないとは
感情のままに行動する事ではないです
例えば怒りという感情を覚えた時に
怒りにまかせて暴れまわることではないです
感情に自分が支配されることではないです
そうではなくて
しっかりと感情を感じている事を
否定しないで受け止めるということです
これは、今例に出した怒りでなくても
全ての負の感情において言える事です
抑圧してはいけないのです
抑圧するとその感情は
未消化となって
体内でくすぶり続けるのです
だから感情を抑圧しないで受け止めましょう
受け止める時は『深呼吸』をしましょう
特に吐く方を長くすると効果的です
とにかく、感情を抑圧しない事です
受け入れる事です
これは、痛みというものに対する
一般的な対処法と言っていいものです
負の感情を感じる事も
痛みの一つですよね
ブッダも言っている事です
痛みはそれを受け入れれば
苦しみにはならないと
痛みに執着するから苦しみになると
だから痛みに執着してはならないと
痛み×執着=苦しみですね
痛み(負の感情)を感じたら
その場でそれを受け入れ
消化しましょう
それが苦しみに変わらないように
②自分の中に摩擦を作らない
これは①感情を抑圧しないとも
共通している所もあるのですが
微妙に違います
摩擦とは何かと言うと
自分の思考、感情と
発言、行動の間の摩擦です
これらに摩擦を作らないとは
自分が思っている事や感じている事と
違った発言や行動をするな
という事です
思考、感情、発言、行動の4つの方向性を
可能な限り一致させるということです
少なくとも内面(思考、感情)と
アウトプット(発言、行動)は
一致させた方が良いです
なぜならこれらに摩擦があると
非常に強いストレスになるからです
アダルトチルドレンであったアナタには
常にこれらに摩擦があったはずです
親の顔色を伺って
自分が思ってもいない事を
言ったり、やっていたはずです
それが10年、20年と積み重なり
莫大なストレスになっていたはずです
だから、これからは
なるべくストレスを
溜めないようにするんです
また、子供のころと同じく
他人の顔色を伺って
思ってもいないようなことを
言ったりしていると
ストレスが溜まっていきます
だから、これからは自分の中に
摩擦を作らないようにしてください
※最後にちょっと注釈しておきたいんですが
自分が思ってもない事を言わないのであって
思っている事を全部言えと言っている訳ではないので注意してください
もし、思っている事を全部言っていたら
それはそれで社会に適応できないです
③他人から悪い影響を受けない
最後が『他人から悪い影響を受けない』です
これはもしかすると一番重要かもしれません
私達はいい意味でも悪い意味でも
他人に強い影響を受けて生きています
例えばアナタが最も長い時間
一緒に過ごしたのは
おそらく両親ですが
いい意味でも悪い意味でも
両親の性質がアナタにも
受け継がれているのではないですか?
そして、悪い性質であれば
それを乗り越えられずに
苦しんでいるかもしれない
私にもあります
私の親は他人を学歴だったり
社会的地位で判断し
批評、軽蔑する傾向がありますが
私は小さいころからずっと
それをシャワーのように聞き続けたので
どうしても、その性質が
私にも身についてしまいました
※これも難しくて
私の兄も抑圧的な親から育てられ
精神疾患で苦しんでいるのですが
あまり親や私のような性質は
持ち合わせていません
おそらく自我を形成する時に
私の方がその同化が強かったのか
もしくは遺伝的に私の方が
親の性質を色濃く受け継いでいるのか
分かりませんが※
悪い性質を乗り越えるポイントはそれを認め
受け入れるということですが
ここではそれは本題ではないので
次回の機会にします
話を戻します💦
とにかく、良くも悪くも
アナタは親の影響を強く受けているはずです
そして、それはこれからも同じなのです
かつて長い時間を共にした
親に強い影響を受けたように
これからもアナタは関わる人に
強い影響を受けるのです
だから、悲しいかな
アナタの親がアナタに悪い影響を
与えると判断したなら
やはり親から離れた方が良いです
あまり付き合わない方が良いです
それはアナタが親に影響されて
同じ性質を持ってしまうからという
意味でなくとも
アナタが過去の傷をいたぶられてしまうから
という意味でも離れた方が良いです
そして、親でなくても
付き合う人を選んだ方が良い事は
アダルトチルドレンを直す為に
最初にやらなければならないこと
でも書いたのですが
アナタはアナタの付き合う人に
強い影響を受けます
それは生理的に避けられないのです
ミラーニューロンと言われている細胞によって、無意識に影響を受けてしまう
ように出来ているんです
ミラーニューロンとは脳の神経細胞で
物真似細胞と言われている細胞です
始めサルで見つかり
現在では人間にもあることが分かっています
どういう神経細胞かと言うと
ある行動をしている人を見ているだけで
その行動をしているのと同じように
反応する神経細胞ということです
脳の同期が起こるような感じでしょうか
他人の行動を見ているだけで
まるで自分が行動しているかのように
脳は反応するんです
同じ行動をとっているように
脳は感じるんです
鏡のように
この細胞は共感にも関わっており
この細胞があるおかげで
人間は社会的生物として
生きていけるのではないか
とも言われています
精神科医の自殺率は一般人の
6倍と言われているそうですが
(普通の医者は3倍だそうです)
これもミラーニューロンの影響と
考えられます
精神を病んでる人と接することで
良くない影響を受けるからでしょう
多くの知識を持ち非常に理性的である
精神科医もミラーニューロンによる
無意識の影響からは逃れられないということなのでしょう
だから、ミラーニューロンによる
影響を避けるためにも
悪い影響を受けそうな人とは
なるべく付き合わないようにし
良い影響を受けれそうな人とだけ
付き合った方がいいです
ここで注意しておきたいのは
『悪い』『良い』というのは
必ずしも善悪ではありません
アナタがこれから前を向いて
人生を充足感を持って生きていくために
プラスとなるものを『良い』
マイナスとなるものを『悪い』と
捉えるのが適切です
だから、例えば
アダルトチルドレンの自助会に
行くことは良い事ですが
自らがアダルトチルドレンを克服した
もしくはそれに近い状態にあると
思っているならば
フェードアウトして行くように
卒業していくのがベストです
アダルトチルドレンの人々が
善悪と言う意味で悪い性質を持っている
という訳ではないですが
影響は避けられないからです
どうしてもアダルトチルドレンの人は
過去に執着している傾向があります
それは、これから前を向いて
生きていこうとしているアナタとは
向いている方向が逆なので
アダルトチルドレンの人々に
影響を受けてしまうと
せっかくアクセルを踏んでいるのに
ブレーキをかけてしまう事になりかねません
だから必要最低限の付き合いに
留めておくのがいいです
少なくとも付き合いの中心に置くのは
避けた方が良いです
強い影響を受けてしまうので
ではどういう人と付き合えばいいかと言うと
今、話したように良い影響を
受ける事が出来る人です
アナタがこれから前を向いて
人生を充足感を持って生きていくのに
プラスとなる人物です
できれば、アナタよりも
少し先を行っているような人です
あんまり先を行っている人だと
ちょっと相手に引け目を
感じてしまうかもしれないし
劣等感を感じてしまうかもしれない
だから、『少し』先を行っている人です
可能であればアナタと同じような
境遇を乗り越えて先を行っている人です
そういう人であれば相手もアナタの事を
分かってくれるし
アナタも相手に共感しやすいはずです
後は師匠的な人を持つのが良いと思います
アナタの最初の師匠的な人は親でしたが
それは失敗しました
アナタは師匠に恵まれませんでした
そして、心の師匠に恵まれなかったアナタはどう生きて行っていいのか
良く分からなくなっているはずです
だから、新たにアナタの理想とする人物を
心の師匠に持つのが
人生を円滑に進める上で最適です
『少し』先を行っている仲間的な人物と
アナタの心の師匠となる人物、
この2種類の人物と付き合うのが
良いということです
そして
アダルトチルドレンの直し方【総論】
にも書いたんですが
自分の現実に執着していない人で
自分の意見や考えを否定的に言われても
感情的にならない人を相手に選んでください
逆に自分の現実に執着していて
自分の意見や考えを否定的に言われると
感情的になる人は
心理的に自立していない人なので
深く付き合う相手としては
好ましくありません
例えば仕事上のスキルを吸収したいから
という表面的な理由で付き合うのは
いいかもしれませんが
プライベートまで含めた
深い人間関係を構築する相手としては
選ばない方が良いです
①自らの感情を抑圧しないで
②自らの中に摩擦を作らないで
③良い影響を周りから受けて
人生を歩いていきましょう
以上です
ありがとうございました